非常に高い効果を実証されている高地トレーニング。しかし実際に高地へ出かけトレーニングをするとなると「時間的」「金銭的」「身体的」負担が大きく、一部の選ばれた選手でしか実施することができないのも実情です。
そこで高地環境を低地でも再現しようとする施設が低酸素施設です。低酸素施設は大きく2つに分けられます。
それぞれ長所短所があり、一概にどちらが良いとは言えませんが、それぞれの特徴は以下の様になります。
※近年は低圧低酸素室と呼ばれる事が多い
以上の様な理由から、大学の研究室などを除き、低気圧の特殊環境室は民間では気軽に作ることはできません。
また、一人で利用しない限り密閉密集環境を回避することは不可能で商業的運用は現実的でない。
高地は気圧が低いため、それに伴い相対的に低地と比較して、一定容積に含まれる酸素量が少なくなります。
実際に気温20℃における各標高に対応する擬似的酸素濃度は図のようになります。
現在世界中で採用されている低酸素室は「常圧低酸素室」です。常圧低酸素システムは現在非常に注目が集まっています。