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Hypoxic Training Systems
低酸素トレーニングシステムズ
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低酸素施設とは

非常に高い効果を実証されている高地トレーニング。しかし実際に高地へ出かけトレーニングをするとなると「時間的」「金銭的」「身体的」負担が大きく、一部の選ばれた選手でしか実施することができないのも実情です。

そこで高地環境を低地でも再現しようとする施設が低酸素施設です。低酸素施設は大きく2つに分けられます。

  • 実際の高所の様に低気圧を再現した、「低気圧低酸素室」
  • 気圧は平常通りで空間を低酸素にした「常圧低酸素室」

それぞれ長所短所があり、一概にどちらが良いとは言えませんが、それぞれの特徴は以下の様になります。

低気圧低酸素室

  • 完全密閉された空間から空気を抜く事により低気圧環境を作る
  • 低圧常酸素であるため、ほぼ高所に近い環境を再現できる
  • 完全に密閉された空間が必要で、一度低気圧空間を作ると出入りができない
  • 低気圧環境にするまで入室してからある程度の時間が必要
  • 換気することができない
  • 運動時の呼気による二酸化炭素が室内に蓄積しコントロールができない
  • 低気圧による高山病の様な症状が出やすい

以上の様な理由から、大学の研究室などを除き、低気圧の特殊環境室は民間では気軽に作ることはできません。
また、コロナ禍においては、一人で利用しない限り密閉密集環境を回避することは不可能で商業的運用は現実的でない

常圧低酸素室

  • 密閉した空間に酸素濃度の低い空気を送り込み、擬似的な高地を再現している
  • 完全に密閉された空間である必要はない
  • 常圧であるため、一度低酸素空間を作ってしまえば短時間での人の出入りが可能
  • 流量に依存するが、一定量の換気ができる(システムによる)
  • 呼気による二酸化炭素の量をある程度コントロールできる(システムによる)
  • 常圧のため高山病の様な症状が出にくい

高地は気圧が低いため、それに伴い相対的に低地と比較して、一定容積に含まれる酸素量が少なくなります。
実際に気温20℃における各標高に対応する擬似的酸素濃度は図のようになります。

標高-酸素濃度

現在世界中で採用されている低酸素室は「常圧低酸素室」です。常圧低酸素システムは現在非常に注目が集まっています。