酸素濃度の表示が狂い始めている、酸素センサーを交換したなどの場合、酸素濃度を正しく表示させるために校正(キャリブレーション)をする必要があります。
ここではその方法をご説明します。
・酸素センサーを交換した場合は数値が落ち着くまで半日程度かかる場合があります。電源を入れたのち半日程度経過して数値が安定していることを確認後、校正を行なってください。
・しばらく電源をOFFにしていた場合は1時間程度数値が安定しないことがあります。数値が安定後、校正が必要か判断してください。
WIFI接続されているスマートホンやPCでメインコントローラーの数値(20.43%)をメモします。同じく酸素濃度計の数値(20.8%)をメモします。
天井の低酸素噴出口またはジェネレーターから直接低酸素を採取します。複数噴出口がある場合は溜まるまで1分程度時間がかかる場合があります。
WIFI接続されているスマートホンやPCでメインコントローラーの数値(8.16%)をメモします。同じく酸素濃度計の数値(8.7%)をメモします。
Advanced setting からメモした数値を正しく入力します。数値は小数点1位までです。1/100の位は切捨ててください。
表示濃度・・・メインコントローラーの数値 校正濃度・・・ポータブル酸素濃度計の数値
正しく入力が確認できたら「校正」ボタンを押します。
これで校正は終了です。それでも狂っている場合は最初からまた手順を繰り返してください。
石井隆行
株式会社アスリートネット湘南代表取締役
Hypoxic Training Systems 低酸素トレーニングシステムズ 管理者
1996年のアトランタ五輪から5大会連続複数競技の日本代表選手のトレーナー。
「高地トレーニング」「低酸素室においてのトレーニング」に関して、当時の日本記録を保持する競泳選手のトレーナーをしていた2000年頃より研究を始める。
2017年に経営するトレーニングジム内に高地トレーニング専門スタジオをオープンさせるが、日本の低酸素発生装置を取り扱う多くの会社の方針に疑問を持ち、その翌年より英国の大手低酸素トレーニングセンターと提携を見据え協議を開始。
2020年、協議先のセンターが取り扱う低酸素発生装置の製造工場へ日本での独占販売契約を結ぶために渡航する10日前、新型コロナウイルスの影響でフライトがキャンセル。訪れる予定の工場も一時閉鎖されてしまった。
この時点で海外製の低酸素発生装置の輸入販売から、純日本製の低酸素発生装置を製造することに方向転換。日本各地の数十社に企画を持ち込むも「技術的にできない」「安全性が心配」などの理由で断られ続けるなか、ようやく1社興味を持って頂く事ができた。そして試行錯誤を重ね、業務用Altitude Maxが完成。
その後、改良を重ね、他社の追随を許さない業務用低酸素発生器を完成させました。
高地トレーニングジム開設、低酸素トレーニング導入、フランチャイズなど、気軽にご相談ください。