酸素濃度標高モニターが完成しました。
低酸素ルーム内の酸素濃度から対応する標高を計算しリアルタイムで表示します。
しかもただ標高を表示するだけではありません。
モニターの右側の数値「Oxygen Set」
この数値を設定する事で、自動で目的の酸素濃度になるように低酸素流量を調整します。
また、激しいトレーニングにより、低酸素室内の二酸化炭素が増加してしまった場合も
自動で通常空気が低酸素室内に流入させることも可能です(オプション)
※実際に作動しているシステムはショールームでご覧になれます。
操作は施設内のwifiやbluetoothを使用するので、面倒な配線の取り回しも最小限。
ラズベリーパイという超小型コンピューターをシステムに組み込むことで、タバコ1箱より少し小さめの大きさを実現しています。
設定はフロントのパソコンやお手持ちのスマホから可能
<スマホ操作画面>
システムのアップデートなども全てインターネット経由で自動的にできます。
当社システムを入れていない方でも、機能縮小版の「酸素濃度ー標高モニター」の購入は可能です。
酸素濃度自動調整システムは当社のシステムを導入される施設のみの販売とさせていただきます。
興味のある方はお問合せください。
※システムがVer1.1.1にアップデートされました。こちらの記事もご覧ください。
石井隆行
株式会社アスリートネット湘南代表取締役
Hypoxic Training Systems 低酸素トレーニングシステムズ 管理者
1996年アトランタ五輪から5大会連続複数競技の日本代表選手のトレーナー。
「高地トレーニング」「低酸素室においてのトレーニング」に関して、当時の日本記録を保持する競泳選手のトレーナーをしていた2000年頃より研究を始める。
2017年に経営するトレーニングジム内に高地トレーニング専門スタジオをオープンさせるが、 国内の低酸素発生システムを取り扱う会社の方針に疑問を持ち、英国大手低酸素トレーニングセンターと提携を見据え協議を開始。
2020年、協議先センターが取り扱う低酸素発生装置の製造工場へ日本での独占販売契約を結ぶために渡航する予定の10日前、新型コロナウイルスの影響でフライトがキャンセル。訪れる予定の工場も一時閉鎖されてしまった。
この時点で海外製の低酸素発生装置の輸入販売から、純日本製の低酸素発生装置を製造することに方向転換。日本各地の数十社に企画を持ち込むも「技術的にできない」「安全性が心配」などの理由で断られ続けるなか、ようやく1社興味を持って頂く事ができた。そして試行錯誤を重ね、業務用Altitude Maxが完成。
その後、改良を重ね、他社の追随を許さない業務用低酸素発生器を完成させました。
現在でも、より安全で効率的な低酸素環境の構築システムを研究開発を続ける傍ら、多くの人へこの素晴らしい低酸素トレーニングの魅力を届けるために様々なメディアやSNSで発信中